GOLD専用EA「雲海」を、今のGOLD相場に合わせて大幅にアップデートしました。
今回のアップデートのポイントは、次の3つです。
方向ロック機能を新搭載
GOLD価格を基準に、エントリー方向を自動で片側に固定
パラメータを全面再調整
ナンピン間隔・エントリー条件・稼働時間を2026年のGOLD相場に最適化
MT5に対応
プラットフォームがMT4からMT5へ移行
今回のテーマ
耐えるGOLD運用から、乗るGOLD運用へ
「GOLDのEAはもう怖い」「最近まったく結果が出ない」——そう感じている方にこそ読んでいただきたい内容です。なぜ今のGOLDで従来のEAが通用しなくなったのか、雲海をどう作り変えたのか、そして直近3か月のバックテストで何が起きたのか。順番にお話ししていきます。
結果が出ないのは、
あなたのせいでもEAのせいでもない
最近、こんなメッセージを本当によくいただきます。
「GOLDはもう諦めます。ユーロドルとか、別の通貨のEAはありませんか?」
「GOLDの利益は魅力的だけど、もう怖くてやれません」
そのお気持ち、すごく分かります。でも、そういうメッセージを読んでいると、行間からこう聞こえてくるんです。「本当は、GOLDのEAをまだ使いたい」って。
だから、最初にこれだけは言わせてください。
これは慰めではなく、データで説明できる事実です。まずはそこから見ていきましょう。
2026年のGOLDは、値幅が2.7倍になった
GOLDが1か月にどれくらいの幅で動いたか(月間の高値と安値の差)を、月ごとに並べたグラフがこちらです。
2025年
約300ドル
月間値幅の平均
2026年
850ドル超
月間値幅の平均
特に2026年1月は1,285ドル、3月は1,320ドル。2025年の平均的な月と比べると、実に4〜6倍の値幅です。
※2026年6月は6月22日時点の途中集計で、確定値ではありません。
つまり、300ドル前後の値動きを前提に設計されたEAが、いきなり1,000ドル以上動く相場に放り込まれている。想定外のことが起きるのは、当然なんです。
この相場でいちばん苦しいのは「耐える運用」
そして、この「幅が出る相場」で特にダメージを受けやすいのが、含み損を抱えながらじっと耐えるタイプの運用です。
相場が一方向に大きく動いたとき、逆方向のポジションを抱え続けてしまうと、含み損は値幅に比例して膨らみます。値幅が2.7倍になったということは、耐える運用の苦しさも、そのまま2.7倍以上になったということです。
ただ、ここで「じゃあGOLDはもう諦めよう」となるのは、ちょっと待ってほしいんです。
これだけ大きく動くということは、裏を返せば、取れる利益も大きいということ。問題はGOLDではなく、EAの側が今のGOLDと噛み合っていないこと。だったら答えはひとつで、EAの側を今のGOLDに合わせて作り変えればいい。
その「作り変える」という構想にもともといちばん近い設計を持っていたのが、雲海でした。
そもそも雲海は
「耐えるEA」ではありません
アップデートの中身に入る前に、雲海のロジックを簡単におさらいします。ここが分かっていると、このあとの変更点がすっと腑に落ちるはずです。
雲海の設計は、3つの柱でできています。
柱 1|攻め
主役はブレイクアウト。
流れに「乗る」
相場が一定以上の勢いで動き出したら、その方向にポジションを持つ。出てきたトレンドに素直に乗っていくタイプです。逆張りで耐える発想ではなく、理想は最初の1ポジションで利益を抜いて終わること。これが雲海の本来の姿です。
柱 2|守り
ナンピンは「攻め」ではなく
「保険」
ブレイクアウトは100%当たるわけではなく、動いたと思ったらすぐ戻る「ダマシ」があります。雲海のナンピンは、このダマシに当たったときの後始末=保険として、初めて出てくる仕組みです。倍率は1.1倍と低く抑え、逆行が続いてもロットが急激に膨らまない、静かに効く保険にしてあります。
柱 3|確保
伸びた利益は
トレールで確保
利益が出ると、利確ラインが自動で利益側についてくるトレール機能を搭載。せっかく伸びた利益が、あと一歩で反転して消える——ということを減らせます。「1ポジションで抜きに行く」設計と相性抜群の機能です。
用語メモ|ナンピンとは
ポジションが逆方向に動いたときに買い増し(売り増し)をして、平均取得価格をならす手法のことです。
つまり、雲海は「乗るEA」
- トレンドに乗って、最初の1ポジションで利益を抜きに行く
- ナンピンはあくまで保険。1.1倍と穏やか
- 乗った利益はトレールで確保する
先ほど「幅が出る相場でいちばん苦しいのは耐える運用」と言いましたが、雲海はそもそもその土俵で戦っていません。耐えるのではなく、流れに乗る。
今回のアップデートは、この「乗る」という強みを、今のGOLDに合わせてさらに研ぎ澄ませたものです。
アップデート内容:
変わったのはこの2つ
新旧の違いを先にまとめます。
それぞれ見ていきます。
新機能「方向ロック」でトレンドに逆らわない
今回いちばん大きな変更がこれです。
基準となるGOLDの価格を決めて、その価格より上ではロング(買い)のみ、下ではショート(売り)のみエントリーする——相場の位置に合わせて、方向を自動で片側に固定する機能です。
GOLDは一度トレンドが出ると、一方向に大きく動きやすい銘柄です。下に強く動いている相場で買いポジションを持つのは、流れに真っ向から逆らう行為。そして流れと逆を持ってしまうと、本来「保険」であるはずのナンピンがどんどん重くなっていきます。今のGOLDでいちばん避けたいのが、この形です。
さらに大事なポイントがあります。方向ロックは、新規エントリーを絞るだけではありません。方向が切り替わった時点で、逆向きに持っているポジションは閉じます。強いトレンドが出ているのに逆側を抱え続ける、という形そのものになりにくい。ここが、よくあるナンピン型EAと新しい雲海の決定的な違いです。
実はこの「強いトレンドが出たら方向を絞る」という考え方、私が普段からDiscordやSNSでずっとお伝えしてきたことなんです。ただ、それを毎回手動でやるのは大変ですし、判断が遅れたり迷ったりもします。その手動判断を、EAに組み込んで自動化した——それが今回のアップデートの出発点でした。
そして、流れに逆らわないということは、最初の1ポジションで抜ける確率が上がるということ。つまり、保険のナンピンが出てくる場面そのものが減ります。「ナンピンは保険」という雲海の設計が、方向ロックによってさらに効くようになったわけです。
再調整パラメータを2026年のGOLDに合わせ直した
2つ目の変更は、各種パラメータの全面見直しです。雲海を最初に作った頃と今とでは値幅がまるで違うので、数値を今の相場に合わせ直しました。
ナンピン間隔30pips → 50pips
これだけ値幅が出る相場では、間隔が狭いと保険があっという間に進んでしまいます。間隔を広げることで、保険がゆっくり穏やかに効くようにしました。
エントリー条件6 → 12
雲海は「1秒間に一定pips動いたらその方向に入る」という仕組みです。この基準を2倍に引き上げ、明確なトレンドが出ていない限り乗らないようにしました。相当な数のパターンを検証し、ダマシを避けつつ1ポジションで抜ける確率を最大化するバランスとして、この数値に落ち着いています。
稼働時間16時〜深夜2時を中心に
GOLDがいちばん素直に方向を出しやすい時間帯に絞りました。ブレイクアウトと最悪の相性なのは、方向感のない行ったり来たりの相場。値動きが薄く細かく振られやすい時間は、避けるようにしています。
方向ロックと時間の絞り込みは、組み合わさるとさらに効きます。素直な時間に絞り、さらに相場の方向にロックして入る。ダマシに当たる回数を二重に減らしにいく設計です。
変更はすべて、ひとつの方向を向いている
今回の変更は、バラバラの機能追加ではありません。
- 方向を片側にロックする
- エントリー条件を厳しくする
- 動く時間に絞る
すべて「トレンドに乗って、1ポジションで抜きに行く」という雲海本来の姿を、今のGOLDに合わせて研ぎ澄ますための変更です。
冒頭のグラフで見た、あの大きな値幅。従来のEAにとってはただの脅威でした。でも、乗ることに徹した新しい雲海にとっては、あの値幅こそが利益のチャンスに変わります。
バックテスト結果:
破綻を挟みながら、3か月で約7.6倍
それでは、いちばん気になる検証結果です。良いところも悪いところも、包み隠さずお見せします。
検証条件
検証期間を直近3か月にしたのは、「長く生き残れること」ではなく、「今のGOLD相場に合っているか」を証明したかったからです。
あえて「破綻が見える」設定で検証した理由
今回の検証には、ひとつ仕掛けを入れています。含み損が10万円に達したら損切りするという設定です。
雲海の推奨証拠金は10万円。つまりこの損切りは、事実上の口座破綻と同じ意味です。
なぜこんな設定にしたのか。正直にお話しすると、ナンピンマーチンというロジックは、まったく止めずに人が何も手を加えなければ、いつかは必ず破綻します。これは雲海に限らず、この手のロジックの宿命です。途中で止めたり早めに手動決済したりすれば破綻を避けて利益を伸ばすことは十分可能ですが、今回はあくまでEAそのものの実力を見たかった。
だから、これからお見せする結果の中で「損切りが入っている=そこで一度破綻している」ということです。その上で本当に見てほしいのは、破綻を挟みながらそのまま動かし続けたとき、トータルでどれだけ利益が残るのか。ここです。
結果
最終損益
+667,094円
最終残高
767,094円
証拠金10万円スタート
期間収益率
約7.6倍
3か月間
この3か月、何度か損切り(=破綻)を挟みながら、残高は増えたり減ったりを繰り返しました。その上でのトータルがこの数字です。
念のためもう一度言います。ずっと順調に増え続けたわけではありません。それでも利益が残ったのは、損切りされながらも、取るところはしっかり取りに行くロジックだからだと思っています。
損切り機能について、必ず読んでください
新しい雲海は、初期設定では損切り機能はオフになっています。今回の設定はあくまで検証用です。
使ってみたい方はマニュアルを参考に設定できますが、適当に設定するとかえって大きな損失につながりやすい機能です。相場の状況を見て判断してください。
そして、これがいちばん大事なことです。相場があまりにも危険なときは、損切り機能を過信せず、EAを止めることも忘れないでください。
新しい雲海は、
こんな方に向いています
- GOLDのEAで最近結果が出ず、諦めかけている方
- 「含み損を抱えて耐える運用」に疲れてしまった方
- 大きく動く今のGOLDを、リスクを理解した上でチャンスに変えたい方
- 「強いトレンドが出たら方向を絞る」を手動でやるのが大変だと感じていた方
逆に、破綻リスクをまったく許容できない方、放置で必ず増え続けるEAを探している方には向きません。そういうEAは、残念ながら存在しないからです。
まとめ:耐えるGOLD運用から、
乗るGOLD運用へ
最後に、今回の内容を整理します。
- 2026年のGOLDは月間値幅が平均850ドル超(前年比約2.7倍)。耐える運用が通用しない相場に変わった
- 雲海はもともと「ブレイクアウトで乗る」EA。ナンピンは1.1倍の保険にすぎない
- 新搭載の方向ロックで、トレンドと逆のポジションを抱えにくい設計に
- ナンピン間隔50pips・エントリー基準12・稼働16時〜深夜2時へ再調整
- 直近3か月のバックテストは、破綻を挟みながらトータル+667,094円(約7.6倍)
- MT4からMT5に移行。MT5口座の準備が必要
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このブログでは、EAをただ動かすだけではなく、資金を守りながら長く運用するための情報を発信しています。それでは、また次回の記事でお会いしましょう。またね!

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