TREND MONITOR インジケーター マニュアル

TREND MONITOR

EA運用のための「環境認識・危険度判定」特化型インジケーター。
トレンドの発生状況を監視し、EAの停止・制限判断をサポートします。

Platform MetaTrader 4 Purpose Risk Management Ver 9.00
Section 01
概要:EA破綻回避のためのインジケーター

TREND MONITORは、エントリーポイントを探すツールではありません。ナンピン系やグリッド系EAにとって致命傷となりうる「強すぎるトレンド」を可視化し、口座破綻のリスクを回避するために開発されました。

チャート右上のパネルに、3つの時間足(M15, H1, H4)の状況を表示します。トレンドが強まるほど警告色(赤/緑)が濃くなり、現在の相場がEAにとって「安全」か「危険」かを即座に判断できます。

Trend Monitor Display
Section 02
マルチタイムフレーム分析によるトレンド判断

本インジケーターは「マルチタイムフレーム分析(MTF)」を採用しています。これは、短期(M15)の値動きだけでなく、長期(H4)の方向性を同時に分析することで、相場の「大局」を把握する手法です。

EA運用において最も恐れるべきは「逆方向への持続力」であり、それは長い時間足によって決定づけられるため、本ツールでは以下のような重み付けで判断を行います。

危険度の基本原則
1つの足の強さよりも「長い足の方向」を最優先します。
H4(環境・支配者) > H1(進行・管理者) > M15(予兆・作業者)
  • H4(4時間足):相場の構造そのもの。これが逆方向に向いた場合、ナンピンの前提が崩れます。
  • H1(1時間足):トレンドの進行。含み損が実害として出始めるフェーズです。
  • M15(15分足):直近のノイズやきっかけ。M15単独のトレンドは、H4がレンジであれば脅威ではありません。
Section 03
リスクレベル判定(4段階)

無数にある組み合わせを、実務で使える4つのリスクレベルに分類しました。お手持ちのEAのポジション方向(例:ショート保有中)と照らし合わせて判断してください。

Level 1 安全(通常稼働)
  • H4が「レンジ」の状態
  • または、H4とポジション方向が同じ
状況:ナンピンが機能する前提環境が維持されています。
対応:通常通りのEA稼働推奨。
Level 2 注意(警戒)
  • H4レンジだが、H1が逆方向に「中」以上
  • または、H4が逆方向に「弱」
状況:相場が崩れ始める入口です。
対応:EAの設定を「LongOnly/ShortOnly」に変更し、逆方向の新規エントリーを抑制することを推奨します。
Level 3 危険(制限)
  • H4が逆方向に「中」
  • または、H1とH4が逆方向で一致している
状況:ここから含み損が加速しやすいゾーンです。
対応:段数制限やロット制限をかけ、リスクを限定してください。
Level 4 停止(破綻回避)
  • H4が逆方向に「強」
状況:相場の構造が変化しており、ナンピン戦略の期待値が崩壊しています。
対応:EAの稼働停止を強く推奨します。耐えるよりも逃げる局面です。

※M15はあくまで「変化の兆候」として参照し、危険度の決定打にはしません。

Section 04
インストール方法
  1. MT4を開き、メニューから「ファイル」→「データフォルダを開く」を選択します。
  2. 「MQL4」→「Indicators」フォルダを開きます。
  3. TrendMonitor_Pro_v3.mq4 ファイルをこのフォルダにコピーします。
  4. MT4に戻り、「ナビゲーター」ウィンドウの「インディケータ」を右クリック →「更新」を選択します。
  5. 「TrendMonitor_Pro_v3」が一覧に表示されるので、チャートにドラッグ&ドロップで適用します。
  6. パラメータ設定画面が表示されるので、必要に応じて値を変更し「OK」を押します。
パネル位置の調整

パネルはマウスでドラッグすることで、チャート上の好きな位置に自由に移動できます。他のインジケーターやローソク足と重ならない位置に配置してください。

Drag and Drop Monitor
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パラメータ一覧

設定可能な全パラメータです。EAのロジックや通貨ペアのボラティリティに合わせて調整してください。

パラメータ名初期値説明
HA スムージング期間6平均足計算前の平滑化期間。大きくするとノイズは減るが反応が遅れます。
HA MA方式LWMA平滑化に使用する移動平均の種類。
EMA期間14傾き判定に使用するEMAの期間。
EMA傾き判定バー数3EMAの傾きを比較する際の過去バー数。
EMA傾き閾値0.5傾きの分類に使用する閾値(Point単位)。値を上げると「レンジ」判定が増えます。
強トレンド傾き倍率2.0「強い傾き(危険)」と分類する際の閾値倍率。
ATR期間14ATR計算の期間。
ATR平均比較期間50ATR拡大判定の比較対象となる過去期間。
ATR拡大判定倍率1.3ATRが平均の何倍以上で「拡大(強)」と分類するかの倍率。
レンジ幅判定期間20レンジブレイク判定に使用する過去バー数。
右端からのマージン30チャート右端からパネルまでの距離(px)。
上端からのマージン22チャート上端からパネルまでの距離(px)。
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トラブルシューティング
パネルが表示されない
チャート上で右クリック →「プロパティ」→「全般」タブで「チャートの前面に表示」にチェックが入っているか確認してください。
パネルの位置がずれる
「右端からのマージン」パラメータを調整してください。価格スケール(右側の数値表示領域)の幅分を考慮する必要がある場合があります。
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免責事項

本資料および本インジケーターは、ツールの仕様説明・技術的な動作説明を目的として提供されるものであり、特定の金融商品の売買を勧誘・助言するものではありません。

本インジケーターが表示する内容は、過去および現在の価格データに基づく内部計算の結果であり、将来の価格変動を予測・示唆・保証するものではありません。

EAの稼働判断を含む最終的な投資判断は、利用者自身の責任において行ってください。